上海の革新

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Coming soon from SAMP Shanghai !!  SAMP上海にて製作スタート !!

MTSC型 リミテッドスリップコントロール式荒引伸線機、SAMP上海にて製作スタート!!
イタリアの伝統と『上海の革新』を、今ここに・・・

クローズアップ特集1 上海の革新・ROD BREAKDOWN MT500SCシリーズ

上海の革新・ROD BREAK-DOWN MACHINES


上海の革新・ROD BREAKDOWN MT500SC

SAMPイタリアで開発、製造を開始してから10年の時を経て 今年よりSAMP上海にて製造がスタートされたMTSC型 リミテッドスリップコントロール式 荒引伸線機、満を持しての登場です。

あらゆる伸線工程において特に、荒引き工程は最終製品の品質を大きく左右する重要な第一ステップであります。
その高い品質を維持し且つ、最高のパフォーマンスを実現するため、SAMP社の荒引伸線機には
他に類を見ない特徴がございます。


今後SAMP上海にて製造されるMT 500 SC シリーズは 単線、そして2本引きまでの対応が可能で、
Max.線速は 40m/sec. 各キャプスタン部 独立モーター駆動式と最新式ソフトウェアを採用した“リミテッドスリップ”伸線モジュールを擁し、最高の仕上り品質
そして世界トップレベルの生産能力を実現いたしました。


フルフロントアクセスにより作業性を向上、伸線部逆転防止装置付きキャプスタンは3つの異なるサイズにより構成されており、第一モジュールはØ500mm大口径キャプスタン、以後は細くなる素線サイズに合わせモジュール毎にØ400、300mmのサイズとなっております。第一モジュール、“最初の1〜2ダイス”における伸線は非常に重要なステップであり、ここに大口径キャプスタンを採用、素線へのストレスを極限に抑え、線掛け作業性の向上を実現しました。
各キャプスタン走線部にはコニカルプロファイルを採用、素線のオーバーラッピング(交差)を無くし、各ダイスへの入線を正しい角度に保つ事により素線表面のダメージを防止する事が可能で、これによりキャプスタンのライフスパン(寿命)も格段にアップしております。
第一モジュールのダイスホルダーはキャプスタンの下部に位置しており伸線油効果を良くしています。
本モジュールにおける線掛けは反時計方向になっており、これによりダイスの浮き上がりを防止し且つ、太い線サイズの線掛け作業を容易にしました。
第二モジュール以降のダイスホルダーはキャプスタン上部に位置し、時計方向で線掛けをします。
また、最終ダイスにはバイパス機能を持たせ、線掛け交換を必要とせず仕上がり線径の変更が可能です。



完全浸透式伸線モジュールに加え、各ダイス入り口には潤滑油強制ジェット噴射装置を設けており潤滑性を格段にアップ、ダイスホルダー入り口には線材の走行方向を強制するワイヤーガイドローラーが装備されております。

駆動ギアはSAMPグループ会社 SAMP INGRANAGGI社にて完全内製、独自開発のギア組み合わせはエネルギーロス及びノイズを最小限に抑える構造(パテント取得済み)となっております。ギアボックス内にはオイルジェットスプレー、ベアリング直接給油システムを装備し潤滑性を向上、サーモレギュレーター&フィルタリングシステムでオイル循環システムの容易な管理が可能です。
伸線モジュール、ギアボックス間キャプスタン駆動連結部には“ダイナミックエアーシール”を採用(SAMP社パテント、他社はメカニカルシール式)、各モジュール間伸線油とギアオイルの混合を防ぎ且つ、メカニカルシールの様な交換が必要ないため、半永久的にメンテナンスフリーな構造となっております。

荒引き伸線工程における第一&第二ダイス同様、
最終ダイス部は仕上がり最終形状を形成する重要なファクターです。
最終ダイスを伸線モジュール内に位置させる事により潤滑性の向上及びダイス磨耗熱によるダイス寿命の低下を大幅に改善しました。
(旧式の荒引き伸線機は大部分で最終ダイスが伸線モジュール外にあります)
最終ダイス部出口に“エアー遮断システム”が装備されており、万が一の断線時にはエアーによりモジュール外への伸線油漏れを防ぐ構造となっております。



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